東芝検査ソリューションズ株式会社は、発電プラントなどの検査・計測分野を担う専門会社です。また、非破壊検査、設備診断、保全・メンテナンス、データ分析といった技術を通じて、電力・社会インフラ、製造業分野の安全性・信頼性・品質向上を支援し、設備の長寿命化と安定運用に貢献しています。
主力製品である3D超音波検査装置 Matrixeye™の販路拡大を見据え、2025年9月にWebサイトをリニューアル公開しました。刷新したデザイン、わかりやすい導線でお問い合わせ数も増加したと、社内外から好評を得ています。
https://www.toshiba-insp-sol.co.jp/index.html
(東芝検査ソリューションズ株式会社様のWebページへリンクします)
課題
- Webサイトが古いまま更新されていない
- スマートフォンに対応していない
- 検索サイトで上位に表示されない
取り組み内容
- デザインを含むフルリニューアル
- お問い合わせフォームの整理
- 一部ページを社内で更新可能に
効果
- トップページのキービジュアルで
事業内容がわかるように - お問い合わせ数の増加
- 営業・拡販活動に活用(社員のマインドチェンジ)
お話を伺ったお客様
東芝検査ソリューションズ株式会社
営業部 営業部長 宮田 昌彦 氏
業務部 業務グループ グループ長 藤井 一繁 氏
背景・課題
宮田 昌彦 氏
製品に注目してもらいたい、営業ツールとして活用したい
そんな思いでWebサイトリニューアルを決意
リニューアル前のWebサイトに対する課題を教えてください。
弊社の注力製品のひとつに、Matrixeye™という3D超音波検査装置(非破壊検査装置)があります。世界の約26カ国で販売していることもあり、その情報をWebサイトで「適切に」紹介したいという強い思いがありました。検索サイトで上位に表示され、ページを開くと装置の活用シーンがすぐにイメージできる、視覚に訴えるようなそんなWebサイトが必要だと考えていました。ただ当時のWebサイトは十数年前に作ったままデザイン更新がされておらず、見るからに古さを感じさせるものでした。さらにスマートフォンにも対応していなかったため、お客様との商談や会話の途中で「ちょっと見てみましょうか」と気軽に持ち掛けることもできず、営業的には好ましくない状態が続いていました。サイズ(横幅)が狭くデザインが古い、スマートフォン非対応、更新頻度が極端に少ない…これでは検索サイトで上位表示を望めるはずがありません。
製品にもっと注目してもらいたい、Webサイトを営業ツールとして活用したい、そんなニーズが高まり、社内の各部署からメンバーを募りWebサイトリニューアルに向けてWG(ワーキンググループ)を立ち上げました。そして2024年が終わろうとしていた12月 、東芝DMIへWebサイトリニューアルの発注を行いました。
導入のきっかけと目的
藤井 一繁 氏
Webガイドラインの熟知、多数の制作実績、製品への理解…
同じ東芝グループならではの安心感
東芝DMIに依頼したきっかけは?
WGを立ち上げる1年ほど前に、東芝DMIの営業の方が訪問されました。弊社の古いままのWebサイトを見て、リニューアルの提案に来られたのです。弊社のWebサイトが東芝のレギュレーションに合っていないだけでなく、検索エンジンに評価されないことを懸念してのことでした。もちろん、Webサイトが古いままで活用できていないという自覚はあったものの、その時は話を聞くにとどまりました。
いざプロジェクトスタートとなった時、まず思い出したのが東芝DMIにご提案いただいていたということでした。他社へ依頼するという選択肢が無かったわけではありませんが、東芝のWebガイドラインを熟知しているということ、東芝グループ会社のWebサイトを数多く手がけているということ、そして同じ東芝グループであるため製品や事業への理解が早いという安心感もあって、他社への声掛けはしませんでした。また、ご提案いただいていたのが、スクラッチで制作するよりコストを抑えつつも、東芝のレギュレーションを守ることがしっかりと担保されているテンプレートを活用すると聞き、さらに安心感が増しました。費用だけで考えると、もっと安くやってくれる会社も数多くあるのでしょうが、弊社が東芝のレギュレーションを理解していないなかで先方へうまく説明することはできません。理解して説明するという工数と負担の大きさを考えると、どうしても二の足を踏んでしまいます。最悪の結果は、審査に合格できず公開が先延ばしになる、審査合格のために別発注が発生することです。これらを回避するためにも、東芝DMIへの依頼に対して誰もが納得していたと思います。
新しいWebサイトの目標としていたのは、
・弊社が何をやっているのか、どんな業界に貢献しているのかがトップページでわかること
・お問い合わせが増えること
・「お知らせ」は社内で更新できること
・東芝のグループ会社としてふさわしいデザイン、内容にすること
これらを東芝DMIの担当の方と共有し、開発がスタートしました。
開発プロセス
プロフェッショナルならではの提案力で、イメージの相違なくスムーズに進行
進め方や開発内容についてはいかがでしたか?
開発では、無理をお願いして二つのフェーズに分けてもらいました。WGメンバーと東芝DMI間でのイメージの相違が起こらないようにするためです。第一フェーズではWebサイト全体の構造と、主要ページの構成を確定しました。2024年度内に第一フェーズの社内承認を取ったのち、翌期の4月に第二フェーズを発注し、いよいよ開発が本格化しました。
一番のこだわりは、トップページのキービジュアルです。目標に掲げていた「何をやっている会社なのか、どんな業界に貢献しているのか」がわかるようなキービジュアルにすることでした。弊社からは漠然としたイメージしかお伝えすることができなかったのですが、デザイナーさんがうまく具現化し提案してくれました。その後も細部までこだわり、いろいろとリクエストしたのですが…すべて的確に、予想以上の対応をしてもらい、非常に満足のいくものができあがったと思います。感激しました。トップページ以外にも、ところどころにビジュアルのこだわりが詰まっています。たとえば、製品情報ページに設置した「カスタマーサポート」のボタンです。トップページのキービジュアルで表現した乗り物をイラスト化し目に留まるように、さらにサポートの内容についてもイラスト・アイコン化することで視覚に訴えることができました。スムーズな導線にも役立っています。
お問い合わせについては、いまの主流である画面下部での固定型を提案いただき、実装しました。スマートフォンで見てもとても目立っています。お問い合わせフォームもすっきりと整理され入力しやすいものになり、お問い合わせ数の増加が期待できるものになったと感じています。
弊社で更新できるようにしていただいた「お知らせ」については、実はまだ作業の実績はありません。ただソフトウェアのアップデートや生産・製造に関するお知らせはタイムリーに行う必要がありますので、今後は作成していただいたファイルを確実に活用していきたいと思っています。
WGは存在していたものの、このプロジェクトをスムーズに進めてくれたのは東芝DMIだと思っています。納期からの逆算でマイルストーンを明示してもらい、弊社からの提出物が遅れそうなときには、きめ細かくフォローしてもらいました。その甲斐あり、予定していた公開日に遅れることなく、2025年9月末に無事リニューアルオープンすることができました。
効果
刷新したデザイン、お問い合わせ件数も増え評判も上々
新たにスタートしたWebサイトを大切に育てていきたい
リニューアル公開から半年近くが経過しました。効果はいかがでしょうか。
定量的な計測はできていませんが、お問い合わせのメール件数は増えたという感覚があります。お問い合わせがしやすくなったということもあるのでしょうが、見てくださっている方が増えているという考え方もできると思います。閲覧者が増え、お問い合わせのボタンがすぐにわかり、しかも入力しやすい。その結果であると確信しています。
Webサイトのリニューアル公開直後、Matrixeye™の最新機種であるMatrixeye™Ⅵ+をリリースし、すぐにWebサイトを更新しました。新しくなった、思い描いたWebサイトができたからこそすぐにメンテナンス対応し事業に貢献しようという思いになったからです。リニューアルされたWebサイトをきっかけに、何かを始めようというマインドチェンジが一番大きな効果なのかもしれません。
注目の装置である3D超音波検査装置Matrixeye™をはじめとした製品のラインアップに対し、このWebサイトがどれだけの売り上げ拡大につながるのかわかりませんが、引き合い・受注に向けての一つの入り口として確立してくれればいいと思っています。さらに、まだ公開には至っていませんが、納品してもらった事例ページのひな型を活用し紹介することで、「こんな業界でも使っているんだ」「うちの会社でも使えそうだ」と製品の可能性を知ってもらえる、感じてもらえるページを1日でも早く完成させたいです。そして更新頻度を高めて、たくさんの人にアクセスしてもらえるサイトに育てていきたいと考えています。



