マーケティングコラム
はじめまして! この度、「マーケティングコラム」を発行することとなりました。
毎月、さまざまなマーケティング関連の基本的な情報をご紹介していきますので、ご参考になさってください!
*本記事では、オンラインイベントの開催前(企画する際)に気を付けること、コツなどを解説します。
*以下のような方々にご紹介する記事です。
- イベント担当部門のリーダー
- 営業担当者
- 開催するイベントの改善を望む方
- マーケティングを進める担当者
オンラインイベントは、新規顧客と既存顧客とのコミュニケーションを図るため、重要度が上がっているマーケティング施策の1つです。コロナ渦の中では、デジタルシフトが加速し、オンラインイベント開催数が、約40倍となったとの発表(*1)が記憶にある方もいらっしゃるかと思います。
- *1:https://blog.peatix.com/news/japanfemtechsummit2023-peatix.html(外部サイトにリンクします)
- Peatix社の調査:https://blog.peatix.com/featured/2020_onine_event_survey.html(外部サイトにリンクします)
そのような中、時間・コスト・労力をミニマムで開催できるオンラインイベントを積極的に推進する企業が増加しています(*2)。当日の投影資料や質問のやりとりなど、コミュニケ―ションの面ではリアルよりも確実で、開催時にアンケートなども連動して行うことができるため、参加者の声を集めやすい点も、オンラインイベント開催を後押ししている要因です。どのようにすれば、参加者が最後まで聴いて、ご満足くださるのか。また、その後に相談していただけるような流れをつくることができるのでしょうか。
参加者が途中で離脱しないよう工夫を凝らす必要があることは、容易に想像できると思います。しかし、オンラインイベント・ウェビナーの参加者が、開始から何分くらいで視聴し続けるか(途中であきらめるか)を判断するか、という観点も含めて、イベントの流れや資料を検討することが大切です。
- *2:https://www.h-products.co.jp/topics/entry/2022/03/28/140000(外部サイトにリンクします)
- *3:https://marketimes.jp/news-2023-4-20-6/(外部サイトにリンクします)
参加者に視聴し続けていただくには、どのような点に気をつけると良いのかご紹介します。
まず、根本的な配信の工夫です。オンラインイベントと言っても、以下のように大別することができます。
- 1)登壇者がスタジオなどで、リアルにて話し、参加者はオンラインで視聴
- 2)登壇者と参加者(視聴)、どちらもオンライン
- 3)登壇者はリアルとオンライン両方(アーカイブの活用も含む)、参加者はオンラインで視聴
ビジネス間の関係を構築し、商品やサービスを紹介する社外向け(BtoB)イベントや、顧客との関係を強化し、商品やサービスを販売する社外向け(BtoC)のイベント。また、社内メンバーの団結力向上や教育目的で開催するような社内向けオンラインイベント、人材採用や企業PRを目的とした採用オンラインイベントもありますね。
どのような方法で開催し、どのようなコンテンツを、どのように配信すれば良いのか考えてみましょう。
オンラインイベントの成功には、目的の明確化と緻密な計画、参加者の心を動かす(行動につながる)ようなプレゼン/資料・映像・話術、そして、これを参加者に伝えて結果を測るためのインフラ/スタジオや配信の仕組み、機材、アンケートツールなどが必要です。
今回は、オンライン配信について紹介しますが、
登壇者がいる場所は、オフィスか会場(スタジオなど)どちらなのか。
参加者が見る画面に、オンラインで配信中の登壇者のバストアップと資料が表示されるように配信したいのか。
スタジオで登壇者がピンマイクをつけて歩きながらスクリーンを指しながら話す様子と投影資料とを見せながら配信したいのか。
これだけでも大きく違います。
つまり、企画段階で、どこまで具体的に(開催後のアクションまで含めて)考えられるか?どこまで良いコンテンツ(資料や動画)を準備できるか?ということが大切なのです!
過去のイベント開催経験者(事務局担当)やオンラインイベント参加経験者を、イベント開催のプロジェクトに企画段階で参画してもらい、参加者の目的と導線、準備・当日・事後のアクションなどを徹底的に具体化したり、リハーサルを重ねたりすることがポイントです。
今後、開催成功に向けて、知恵袋のような存在として一緒に伴走して欲しい、スタジオを貸して欲しい、当日の運営を任せたい。と思った時には、私たちのような、イベントやPRについての有識者や事業者に相談するのも1案です。
それぞれの状況の中で、限られた時間と予算を有効に活用すべく、ベストな方法を早めに選んでイベント開催に向けて動きましょう。
ご参考:当社のオンライン配信スタジオ「8st」と、オンライン配信サービスです。
リアルとオンラインのイベントを同時に開催するハイブリッドイベントはもちろんのこと、AR/VRなどの最新技術を活用したイベントも増加の傾向にあります。何を目的に、どこをゴールとするのか。終了後、参加した方々に何を期待するのか。そのために、何をどのように参加者に伝え、ゴールを達成するのか。引合・受注に繋げるため、主催者の視点と、参加者の視点の双方から、しっかりと考えることが、結果的にオンラインイベントの成功と、開催後のビジネス拡大に繋がっていくことでしょう。
次回は、BtoB企業にとってのマーケティング戦略について、ご紹介したいと思います。
では、また!
- *本記事は、2023年10月に作成、公開しました。記事内における社名、組織名、役職、数値などは当時のものです。
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