< チームが一丸となってサポート、お客様の成長に貢献する >
デジタル化の加速がさらに進む中、多くの企業が自社の商品やサービスの認知度向上とビジネスの拡大に向け、デジタルマーケティング施策を含めた経営戦略を実行、事業を成長させている。
デジタルマーケティングの企画・施策検討から実施、そしてWebの新設・リニューアル・運用や映像などのコンテンツ作りや動画の配信、イベントの開催支援などまで、トータルでサービスを提供できる、東芝デジタルマーケティングイニシアティブ株式会社(以下、東芝DMI)。
今回は、当社のオンライン配信サービス、オンライン配信スタジオなどに携わるチームと、お客様との事例とその取り組みについて紹介する。
本インタビューの内容を読んでいただきたい方々は、総務や採用部門、IRやイベント、新商品や新技術などの最新情報発信を担当する部門の皆さまです。 是非、ご覧になってください!
今回のインタビュー対応者
ビジュアルソリューション部
- 塚本祐史(つかもと ゆうじ)
- プロデューサー
- 位上尚生(いがみ たかお)
- テクニカルディレクター
- 瀬川健人(せがわ けんと)
- プロデューサー
- 山城友記(やましろ ともき)
- テクニカルディレクター
- 冨森智猛(とみもり さとし)
- 編集担当
コーポレートコミュニケーションや営業活動、技術紹介の「オンライン配信」を支える
企業には、スタッフ部門、現場を支える事業部門があり、それぞれの立場で、社内外に向け、さまざまな情報を発信しています。
スタッフ部門では、経営者からのトップメッセージ、経営状況を伝えるIRや各種説明・報告会、学生や社員に向けた各種メッセージの配信。営業活動では、会社紹介から製品のプレゼン、商品紹介など。
そして、技術部門では、最新技術の説明会や紹介など、多くのシーンでオンラインを使った情報発信が行われています。
東芝DMIは、これらの情報発信を適切かつ、タイムリーに行うために必要な専門知識と実績をもった社員と、自社内に配信スタジオを持ち、お客様にオンライン配信サービスとして提供しています。今回は、オンラインの配信サービスおよびオンライン配信スタジオ「8st」のサービスや事例について紹介して参ります。
お客さまからのご依頼については、どのように対応しているのでしょうか?
私たちは、お客様のご希望によってチームを編成します。
まず、お客様のご希望をヒアリング後、仕様を確認し、お見積りをご提示します。そしてご発注を頂戴した後には以下のように進めていきます。
- ① 配信準備
- スケジュール作成、台本作成、スタッフ、会場の確認など。
- ② コーディネート
- 撮影スタッフ、司会者、機材スタッフなど最適にコーディネート。
- ③ 事前準備
- 会場の設営、入念な事前準備とリハーサルを行い、本番に備える。
- ④ 本番
- 成功に向け、イベントを最適にサポート。※事前収録・編集した動画配信も可能。
- ⑤ 編集
- 配信した映像の編集、データをUPして、最適なアーカイブを構築。
詳細は、オンライン配信サービスページからもご覧いただけます。
さまざまなお客様がいらっしゃる中、双方向や一方向での配信(ライブ)、チャットをつける、アーカイブを活用するなど、ご要望に応じた配信プラットフォームを提案、実現しています。
また、規模にもよりますが、外部で配信する場合は、音声を協力会社に依頼し、それらのデータを配信する最終部分を私たち東芝DMIが担当することもあります。もちろん、当社のみでの対応も可能ですが、大きなイベントが多い時期には、案件が重なることもありますので、そのような時には、このように専門スタッフを抱えている会社と協力し、お客様のご依頼にしっかりと対応します。
私は、入社当時は映像の編集をしていましたが、そのあとに編集室のスケジュール管理や営業を経て、今に至ります。これまでのさまざまな経験を若手に伝授しつつ、お客様のご希望を1つずつ実現し、今後も実績を積み重ね、知見を増やしていきたいですね。(塚本)
東芝DMIには、自社のスタジオがあるとの事。特長などを教えていただけますか?
配信に必要な機材やスタッフが揃っている、当社内(大門・浜松町近く)にある小型スタジオです。小さいながらもプロ用の機材がそろっていて本格的な配信ができます。本スタジオの利用がきっかけで、ハイブリッドイベントをご検討いただくことになった事例もありました。
お客様からのご依頼時は、以下のように対応します。
- ① ヒアリング後、お見積り提示
配信の目的、ご希望の内容、スケジュールなどご要望を確認 - ② 配信前準備
配信の事前打合せ、および コンテンツのすり合わせ。 - ③ 配信
指定の時間にスタジオ入り、スタッフがスムーズに配信。
詳細はオンライン配信スタジオ「8st」サービスページからもご覧いただけます。
*お客様のご予算に合わせ、ご依頼の規模感に適した外部の大きなスタジオで配信を行うようにアレンジすることも可能です。
「チームメンバーの健康維持はもちろんのこと、万一コロナやインフルエンザなどにかかってしまうような緊急事態のことも考慮した体制を組んだり、外部の方々が視聴されるTeamsなどのプラットフォームを用意したりしています。お客様には、安心して当日を迎えていただけるよう、開始前のリハで細やかな説明を行います。また、東芝DMIに頼みたい、とご依頼いただけるのが嬉しいです」 (瀬川)
◆オンライン配信スタジオ「8st」を活用した事例(動画)は、こちら!
※Youtubeサイトへ移動します
配信前に収録・編集する場合と、配信後に編集する場合、それぞれの工夫を教えてください。
アーカイブは、収録(録画)した映像を編集し、編集データをお客様に納品します。ご希望により音の調整をすることもありますし、編集データをWebデータに組み込んだ状態で、納品することもあります。
基本的に、お客様のご要望に沿って進めていきますが、編集では以下の点に気をつけています。
*事前録画配信では音声とキャプション、テロップなどお客様の要望をしっかり伺って対応しています。
*オンライン配信後のアーカイブ映像では実際に登壇された方からののご要望もありますがスピードと正確さが重視されますので慎重に取り組んでいます。
「収録の翌日までにはWebに掲載するといった急ぎの作業もあります。これには収録データを動画のアーカイブプラットフォームへ掲載し、Webを制作する社内の別部門に対応してもらい、連携して納品します。スムーズに編集やアーカイブをするための肝は、経験から得ることができました。
例えば、和英両方の対応では、配信を2つに分けて掲載する(1種類のPPTと映像の顔を入れる)必要がありますし、YouTube配信も正副をセットし、和英両方(4系統)で対応するなど万全の対応をするように心がけています。
また、その日のうちに編集し、翌日公開までを完遂する案件もありますが、これを当社だけ(ワンストップ)で対応出来るのがご用命いただく理由のように思います。
当日に公開する情報や詳細の日程などを、お客様に事前にシェアしていただくことで、スムーズな作業と公開までのステップをコントロールすることができます。お客様からは、『素早い編集が本当に助かっている。東芝DMIに依頼するととても安心です。』というお声をいただいたことがあり、嬉しさと同時に、ますます責任を感じました。」(冨森)
昨年度は、年間70本のオンライン配信と、556本の映像を制作
お客様をどのように支えているか、具体的な事例と取り組みを教えてください。
メディア・アナリスト向け
以前より、A社様の決算説明会のオンライン配信をお手伝いしています。また、当日の様子を翌日にWeb公開するご支援も担当しています。
もともとはリアルでの開催でしたが、コロナ渦の中でオンライン配信に対応することになりました。今回は、映像・音響は、撮影カメラや・マイクなどを準備、YouTube配信までを協力会社に対応してもらい、全体のマネジメントとYouTubeのコントロール(オンオフ)を当社の社員(瀬川・塚本)が担当しました。
「ライブ(生)配信は緊張を伴いますが、無事に終わると安堵感がありますし、突発的な課題をクリアした時には、解決できて良かったと思います。当日を振り返ると、このようにすれば、もっと良かったのかもしれない、と思うこともありますが、このような経験の積み重ねが、仕様通りでない事が起こった時への対応にも繋がるのだと思うのです」(塚本)。
一般向け
特長的な案件としてご紹介するのは、都内某球場で行われる花火大会です。夜空を彩る花火と豪華アーティストによる音楽の祭典が開催され、そこの野球場・ラグビー場の2会場の大型ビジョンへの映像送出・中継を管理運営、送出用の映像制作、記録用DVD制作業務に、当社が毎年携わっております。
屋外イベントのため直前まで台風による天候の心配はありましたが、会場の下見やカメラポジションの確認など初期段階から立ち合い、起こりうる状況に柔軟に応じ、機材やスタッフなどの調整を的確に対応することができました。
また、国内で有数の大規模な花火大会ですので様々かつ多数企業との調整や連携がありました。アーティスト事務所からは、生配信や、ビジョンに流す映像について多くのご要望もありましたが、事前のすり合わせや密な連絡・相談などを念入りに行ない、無事開催することができました。大変なこともありますが、毎年それ以上の楽しさがあり、とても感慨深い案件と感じています。
当社は運営・管理、またテクニカルな面でも精通している企業として、今後も大規模~小規模まで様々な案件をお手伝いできると思います。
経営者(役員)からのメッセージ、社内イベント配信の事例についても、お話を聞かせてください。
トップメッセージ
社長メッセージやDXにおけるe-Learning、さまざまな企業の期初や期初方針説明会、各社の社内教育(安全・健康、新人教育)について、スタジオ配信や映像制作など、目的やご予算、納期などの希望に合わせて対応しています。
また、最近はハイブリッドも増えてきていますし、リアルタイムだけではなく、事前に録画したものを放映したり、どちらも組み合わせたりと、最近の潮流に合わせて提案しています。
「当社は、撮影クルーと収録から編集、アーカイブができる人員が内部にいるため、お話をいただいてから納品までをワンストップで素早く対応できるので、重宝されているように感じます。もちろん、案件が重なった場合などは、当社が協力会社の人材をマネジメントします。
私たちの強みは、当日の撮影や配信を成功させるだけではなく、編集したデータをWebに掲載したり、アクセス分析や報告をするシーンなどまで、お客様と一緒に検討したりします。全体感がわかる会社ならではの視点で、お客様の目的や予算感などに合わせ、幾つかのご提案が可能なのです。」(位上)
総務や採用の部門が主催するイベント
企業には、総務や人事、安全・健康、採用部門などが担当するイベントもあります。外部の有識者の講演や、社員が表彰される様子を撮影・配信・アーカイブすることもあります。以前はリアルばかりでしたが、今年はオンラインとリアルのハイブリッドでの開催が多くなっていますね。
東芝DMIが撮影し(別会社が配信を担当)、当社が収録(録画)したデータをもとに、社長や他登壇者の顔と投影資料を見やすいように編集します。場合によっては、記念写真の撮影(スチール写真)を現像し、受賞者用のアルバムを制作・納品することもあります。
「お客様から、『自分たちが出来なかったことだったので、相談して良かった。』、『東芝DMIが対応してくれて助かった!』という声をいただきます。メッセージを伝えたい、イベント開催を手伝って欲しい、編集を任せたい、と思った時には、お気軽にご相談ください。」(位上・冨森)
お客様に頼られる、東芝DMIの良さは、どこにあるのでしょうか?
専門知識と多数の実績のある当社が取りまとめることで、お客様からの信頼と、ワンストップのサービス提供の良さを実感、安心いただけているように感じます。最近は、Teamsを活用して手軽に動画を配信する事例が多くなってきているようです。
当社は、さまざまなご希望、どのような案件もお客様の目的に沿って工夫した対応ができますし、何より、専門知識を持った「社員」が揃っています。今年も、ある案件で、前年のイベントを任せて満足できたので今回も・・・というお話をいただきました。全体を俯瞰し、最後まで責任をもってしっかりと対応することができる会社、というところが、私たちにご用命いただける理由のように思います。(塚本)
経営に必要なコーポレートコミュニケーションを支え、企業の成長に貢献
皆さんは今後、オンライン配信やスタジオの運営に、どのように取り組んでいくのでしょうか?
お客様への目線を大切に。
嬉しいことに、お客様から継続してお仕事をいただいたり、同じ会社の違う部門の方々へのご紹介というカタチで新規のご依頼をいただいたりします。毎回気を付けているのが、お客様の次のチャレンジに生かせるように工夫する、ということです。配信後、お客様と当社の双方で反省会をするよう、こちらからお客様にお伝えしています。最近は、ご担当者の変更で、細やかな引継ぎが充分でないことがありますので、私たちの経験と知見が、お客様内の潤滑油になって(次なる案件にも繋がって)いるようにも思います。先方の事務局のことも配慮したり、気遣ったりしていることを実感いただけるよう、お客様の目線を大切に、丁寧なコミュニケーションを深めていきたいと思います。(位上)
最新の技術を取り入れ、専門家としてのレベルを上げて、お客様に寄り添う。
映像、音声系の仕事を中心にしていた頃と比較して、技術の進歩が速いのを感じています。日頃から最新情報を取り入れ、最先端の技術知識を学び、技術の進歩をキャッチアップしたいです。結果として、即時性の技術(時間のない中で解決できることなど)スキルを重視する場面にも、より的確に対応できますので、技術力を上げる努力を惜しまず、お客様の成長に寄り添いたいと思います。(山城)
改善を重ねてより良い仕事を。そして、急な対応はチームで乗り越える。
担当した当初は、配信データから編集・納品まで、相当な時間がかかることもありましたが、案件ごとに工夫を重ね、データの再書き出しをしなくても良いようにしたり、書き出しの仕様をどのレベルでやると良いのか、速さなども計算して幾つかの方法を試したりして、改善してきました。編集の専門家としてそれぞれの案件に対応していますが、急な対応や体調不良などがあった場合でも、塚本と瀬川、山城とともに、協力体制を敷いています。何かあっても臨機応変に動き、協力できるチーム力を磨いていきたいです。(冨森)
お客様の目指すところをキャッチし、連携を強化。
今後は、お客様が配信によってどのような情報を得たいのか、どのような成果を得たいのか、さらに具体的にお伺いし、より良い配信内容や構成を提案していきたいです。東芝DMIの強みでもある、部門間連携によるワンストップサービスのメリットをお客様に認知してもらえるようになると良いな、と思います。
また、協力会社にもいろいろな職種の方々がいるので、連携による相乗効果で良い成果に繋げたいと考えています。(瀬川)
お客様の成長に貢献する。
日頃からコミュニケーションを充分にとって、お客様が抱えている課題を知り、お客様と共に考え、解決していきたいです。そして、お客様の成長に貢献したいです。私たちの経営方針に、「新たな価値を創造」という言葉がありますが、お客様と共に、私たちの力を精一杯、使っていきたいと思います。(塚本)
東芝DMIは今後も、B2Bマーケティング企業として、お客様のビジネスの未来を創って参ります。
※本記事は、2023年10月に取材した内容をもとに構成しています。 記事内における社名、組織名、役職、数値などは取材時のものです。